はじめての富士登山

富士山初挑戦で持って行った装備品(8月)

装備品(ザック)の総重量:7.8Kg

ザック(28、レインカバー付き)必須
レインウェア上下(ゴアテックス製)必須
防水グローブ(ゴアテックス製)必須
トレッキングシューズ(ゴアテックス製ハイカット)必須
登山用靴下(一番厚手のやつ)必須
長袖の肌着(化学繊維で速乾性の物で1日分)必須
着替え(1日分)バスに置き去り
薄手のジャケット8合目付近で活躍
ウルトラライトダウン(ユニクロ製)必須
ニット帽(温かいやつ)活躍
ヘッドライト必須
予備電池未使用
トレッキングポール下山時に活躍
折り畳み式クッション休憩時に活躍
ハイドレーション(1.5L、ポカリスエット)山小屋で1.5L追加
水(500ml)必須
おやつ(小さくて軽いやつ)必須
食事(朝、昼)山小屋で頂く
一眼レフカメラ(α6500)大活躍
ザックとカメラを固定するやつ推奨
ゴミ袋(普通の)必須
ティッシュ(芯を抜いてコンパクト化)未使用
携帯トイレ(小さくて軽いやつ2個)未使用
救急グッズ(カットバン、頭痛薬)頭痛薬を使用
肩こり対策
携帯電話必須
予備電池(小型で大容量のやつ)未使用
お泊りグッズ(髭剃りとか色々)未使用
耳栓未使用
日焼け止め未使用
翌日大変な事に
財布必須
御朱印帳山頂で3種類Get
眼鏡(デフォルト)砂ぼこりに有効
ネックウォーマー未使用
ホッカイロ(2個)未使用
ウェットティッシュ(コンパクトタイプ)山小屋で活躍
ガイドブック未使用
時計(アウトドア用)常時活躍
マスク(使い捨てのやつ)下山時活躍
保険証のコピー未使用

登山ルート

当初の予定ではプリンスルートを往復する予定でしたが、登山ガイドさんが宝永山強風のため危険と判断したため急遽変更。
ですが、結果的に見所が多い素晴らしいルートになりました。

迂回ルート
・[富士宮五合目]から[富士宮ルート]を北上→[御来光山荘]→[山口山荘]を経て[池田館]へ。
・[池田館]から[富士宮ルート]を脱線し[御殿場ルート]に合流。
・そのまま北上し[赤岩八号館]に到着(標高3,300m)
・[赤岩八号館]で夕食と仮眠を取り山頂アタック。
・剣ヶ峰で御来光を見る。

下山ルート

[御殿場ルート]を経由し[富士宮口五合目]を目指すルート。
(宝永山、宝永火口を経由して宝永第一火口縁に南下し、富士宮口五合目を目指す)

レポート

私が富士登山に行く前に気になっていた事と、実際に行ってみて分かった事をまとめました。

※私の主観的かつ個人の見解です。

本格登山の経験が無いが体力は大丈夫?

富士登山でまず最初に予想外だったのが登るペースです。歩くスピードが赤ちゃん並み。このペースだと今日中に山小屋に辿り着けるか?と思う程でした。登山ガイドさんの話では富士登山で大事なのは高山病にならない様にする事。ゆっくり歩いて少しずつ体を慣らす、体力の消費も最小限になる様な歩き方(重心がブレない)が大事との事でした。
なので、8合目までは全く体力の心配はありませんでした。8合目からは傾斜が急になり標高も上がってくるので息苦しさを感じる事もありました。なので、体力と言うより標高による所が大きいと感じました。8合目付近の赤岩八号館(3,300m)から付近から標高が一気に上がっている事が分かります。

体力より登山ペースが大事です。

高山病にならないか心配

先ほど説明した様に、高山病にならい様な登り方が大事。高山病になるかどうかはその日の体調でも変わってくるとの事でした。

あと、意外だったのが携帯酸素の利用はNG。
せっかく体が標高に慣れつつある所に濃い酸素を吸うと体がリセットされ、むしろ高山病になり易くなるとの事でした。
私も携帯酸素を購入して持って行こうと思ったのですが、かさばるので持って行かなかったのが幸いでした。

装備品について

・ゲイターは必要?     →ハイカットの靴の場合は多分不要。砂走付近でもギリで砂は入って来ませんでした。
・トレッキングポールは必要?→あった方が便利。下山する際は非常に滑りやすいので、下山時のみ使い、何度も助けられました。
・カメラのレンズは?    →間違いなく広角レンズ。ズームレンズは使う所がありません。

その他ポイント

剣ヶ峰での記念写真ご来光は10分程で切り上げて、写真スポットに行きましょう。
すぐに大渋滞になります。
水分補給ハイドレーションが便利です。他の人はペットボトル取り出すのに毎回苦労してました。
スポーツドリンクと水の組み合わせがいい。
スポーツドリンクだけだと喉がベとついてスッキリしない。
おやつ選びチョコはNG。ドロドロに溶けて食べにくい、
手も汚れる(洗えない)、ゴミもベタベタで最悪でした。
山小屋での仮眠最初は熱いですが、深夜になるにつれて寒くなります。
温度調節しやすい恰好で寝ましょう。
御朱印の待ち時間時期と時間によると思いますが、私の時は10分程でした。

活動サマリ

  • 移動距離:13.8km
  • 歩数  :41,324歩
  • カロリー:5,874kcal

登山に向けてやった事

  • 普段運動していない私は体力回復のため出発4週間前から2回に分けて高尾山に登る。(1号路を登り60分弱のペース)
  • 週末は10Kmの軽いジョギング。登山1週間前は体を休めるため運動は無し。
  • プリンスルートは山小屋が殆ど無い(トイレが無い)と聞いていたので、数日前から食べ物は控えめにする。

こんな感じで十分乗り切れました。

雨の富士登山をなめてはいけません。(2019年での経験)

私も今回の登山を経験するまで、雨の富士登山をなめていました。

  • ゴアテックス製のレインウェアを着ておけば大雨でも濡れないだろう。
  • 風が吹いても寒く無いだろう。
  • もし濡れても、速乾性のシャツを着ていれば、乾くから着替えなんて要らないだろう。

今回、これが大間違いである事を思い知りました。

私は有名メーカのゴアテックス製のレインウェアで固めていましたが、何時間も風雨にさらされていると全体的に浸水してきて、中が濡れてきました。
(軽量の薄手のレインウェアだっからかもしれませんが、周りの人達もレインウェアを脱いだ時に中が濡れていてビックリしてました)

風雨ではシャツ+ジャケット(防水+防風)+レインウェアを着ていても、風が吹く度に冷たく感じました。中が濡れていなくても、表面から体温が奪われて行く感じでした。

最終的には中のシャツも濡れてしまい(レインウェアを着ずに風雨の中を2時間近く歩いたのが原因ですが・・・)室内に入ってからも全然乾かず、寒い思いをしました。
直ぐに乾くのは天気がいい日で、自分自身もホットな時です。風雨で体温が下がっている状態では体は冷たく、全然体温もあがらず、どんどん寒くなる一方でした。
下山後暫くして仕方なく着替えたとたん、体全体が温かく感じました。

もしこれが山頂付近だったらヤバい事(低体温症)になると思います。
(実際に1日目に山頂付近で1名亡くなっていました)

なので、雨の富士登山を絶対に舐めてはいけません。命に関わります。運よく大丈夫だったとしても、周りの人たちに迷惑をかける結果に成りかねません。

立山横断の旅(富山市内散策編)

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