約半年前から計画していた立山への旅、ついに待ちに待ったこの日が来ました。
が、、、気象庁が「平成30年7月豪雨」と命名したほどの大雨に見舞われる事に。明日の立山での計画は全て諦めながらも、旅をキャンセルする訳にはいかないので旅に出かけます。自分が雨男だと改めて自覚する旅となりました。
今回の旅のプラン
1日目
・諏訪四社巡り( 前宮、本宮、秋宮、春宮 )
・松本城
・四柱神社(よはしらじんじゃ)
大雨の影響で今日中に宿までたどり着けるか心配しながら、新宿発松本行きの特急電車に乗り込みます。平日の大雨の日なのでガラガラと思いきや、自由席はすぐにいっぱいになりました。
諏訪大社四社ですが、前宮、本宮、秋宮、春宮の4社からなっています。参拝する順番は無いらしいですが、一番の悩みどころは移動手段です。観光地のためバスがあるだろうと思っていましたが、あるものの本数が少なすぎて時間の無い私には合いません。悩んだ末、本宮→秋宮間はタクシーを使い他は全て徒歩で行く事にしました。(結局タクシーは使いませんでした)
4社巡りは 前宮 からスタートする事にします。最寄り駅の茅野(ちの)で下車します。
豪雨の影響で川もこんな感じです。(この先が心配です)
雨の中を歩き続ける事30分前宮に到着です。結構立派な鳥居です。雨の神社は静寂な雰囲気に包まれているので結構好きです。
境内はローカルな感じです。雨のせいか周りには殆ど人がいません。
本殿は境内に入って少し階段を登った所にあります。これはその途中にあった建物です。神楽殿?か何かかな?
階段を上る事1分、本殿に到着です。こじんまりとした感じで、ここで御朱印を頂けるのか?と思ってしまいます。(御朱印は境内に入ってすぐ右に社務所があるのでそこで頂けました)
到着早々時間が押しているので急いで本宮に徒歩で向かいます。歩く事20分本宮に到着です。
本宮だけあって思った以上に広くて立派な造りです。 長~い廊下を渡り本殿に向かいます。
結構長いです。途中左右に見える景色もいいので、前ばかりと見ずにキョロキョロしながら進みます。(天候が悪い日は人の映り込みが無い瞬間が多いので写真を撮るにはいい天気です)
キョロキョロして進んでいると一瞬目に映った木枠のなかから見える雨に濡れた苔と木と建物が何とも言えない静寂な空間を作り出していて、本宮で一番印象に残った瞬間でした。
廊下を抜けて少し歩くと本殿の前に到着です。結構広いです。(で、誰もいな~い)
本殿の前までは行けない様になっているので、この辺りから参拝します。
参拝を済ませたら、秋宮へ向かいます。帰り際この苔まみれの手水舎結構気に入ったので違う角度からも撮りたかったのですが、この真後ろが社務所だったので惜しみながらも出る事にしました。
社務所で御朱印を頂き外で出ると、どうも本宮の入り口はここだった様です。まっいいか。(前宮から本宮に向かうう際に左手に大きな鳥居が見えますが、そこから入ると私と同じルートになりますので、正面から参拝されたい方は気を付けて下さい)
秋宮までタクシーで行く予定でしたが、本宮正面の鳥居の目の前がタクシー乗り場に肝心のタクシーが1台もいない・・・。秋宮までタクシーか電車か数分悩んだあげく時間とお金を考え、茅野駅まで戻って電車で行く事にします。
茅野駅から下諏訪駅まで電車で移動し、徒歩10分秋宮に到着です。(ちなみに本宮から茅野駅まで雨の中傘をさしながら歩いて40分位かかりました)
出雲大社を思い起こす様な大注連縄がある神楽殿です。両脇の狛犬は青銅製では日本一大きいらしいです。(この時は知りませんでした、もっとじっくり見とけば良かった)
本殿は神楽殿の後ろにあります。こちらも結構立派な造りです。
御朱印を頂いた後、宝物殿横の鳥居の注連縄に苔が住み着いていてなんだか気に入ったので一枚。(もしかして、自分は苔好きなのかと思い始めました)
歩くこと10分、最後の春宮に到着です。
秋宮よりこじんまりとした感じです。
本殿は秋宮と区別が付かないほど同じ造りに見え、立派です。どんな思いで作られたのか少し気になって調べたら、江戸時代に2つの流派の大工集団が同じ時期に技を競って建てたとの事でした。なるほど。
4社めぐり最後の御朱印を頂きました。宮司さんが御朱印を確認して、4社めぐりを制覇した者のみが頂ける、しおりと、御神供(ごしんく)を頂きました。4社めぐりは午前9時10分に茅野駅をスタートし、4社参拝後、午後1時40分に下諏訪駅に到着しました。(茅野駅→下諏訪駅のみ電車を使い、他は全て徒歩です)
今回徒歩で巡りましたが雨で湿度が高かったですが、汗だくで結構大変でした。夏場の晴天の日に巡ると熱中症になる危険が高いので、タクシーでの移動をお勧めします。
今回の旅の中で最も美味しく感じた物は4社巡りの後に自販機で買ったリンゴジュースでした。人間どんなに高価な食べ物よりも生きるために食べる食べ物が一番美味しく感じるものだと実感したのでした。
次は兼ねてから行ってみたかった松本城です。冬に雪が積もった松本城に行きたくて雪の降る日はライブカメラでチェックしていたのですが、夏になってしまいました。
宿までの時間と4社巡りで疲れたので松本駅からタクシーで行きます。タクシーは初乗り料金で行けます。
青空だったらどんだけ綺麗だったろうにと思いながら城内へ。 何だかカッコいいオブジェです。
城内は庭園のような感じですごく整っていて綺麗です。頭首のセンスの高さでしょうか?
ここ松本城は、城の御朱印ならぬ「登城記念符」「城郭符」を頂ける城の一つです。松本城は御朱印ブームとは関係無しに昔ら配布している様で、私もこの歴史ある松本城から「登城記念符」「城郭符」巡りを始める事にしました。
朱印帳は出雲の御朱印専門店から城用の物を取り寄せました。(松本城は印刷物の配布なので朱印帳の持参は不要ですけどね)
「登城記念符」を頂いた後、天守に登ります。今日はあいにくの天気なので待ち時間ゼロで入城する事が出来ました。最上階へは人1人しか通れない様な超急勾配の細い階段を上って行きます。(混雑時は天守入り口までで2~3時間待ちだそうです。恐ろしい。)
カメラ片手に急勾配の階段を慎重に登りながら最上階に到着です。最上階の外は金網がしてありちょっと残念です。
ふと見上げると天井に何かありました。後日調べたら「二十六夜神」が祭られているそうです。(1618年閏うるう正月26日の夜に何かがあった様です)
天守の中は熱いので、一通り見終わたら長居は無用です。超急勾配の階段は下りはさらに危険です。(ここも年取ってからは来れない場所の一つだと思います)帰り道は外が良く見えます。庭も綺麗です。やっぱり頭首のセンスですね。
城を出た後はお堀の周りを回って帰ります。入り口から10時の方向に天守と朱橋を撮れる場所がありました。
白鳥?何の鳥かは判りませんが、近寄っても全く逃げないので撮らせて頂きました。(雨の中毛づくろいしてもビショビショになるだろうに)
松本城を後に、今日最後の目的地の四柱神社に立ち寄ります。四柱神社は松本駅への帰り道にあります。
境内はこんな感じです。ここはどんな願いも叶う神社らしいのでお願いしてみます。(叶うかな?)
願い事も済ませたので、朝大雨で運休していた大糸線が動いている事を願って今日の宿に向かいます。が、ここで大きなミスが発覚。宿まで行く信濃大町駅発の最終バスに合わない。観光地のバスだから夜まで走っていると思っていたら。。。結局予定外の出費でタクシーで移動するはめになりました。
あと1本早い電車に乗っていれば、、、電車1本遅らせて立ち寄った四柱神社での願い、叶ってくれ~。
本日の宿では夕食は食べ放題。大好物の海老や蟹もあって、欲張って食べてしまいました。(翌日後悔する事に・・・)
明日はアルペンルートで立山に向かいます。